基本的にファーストプランから大きな間取りなどの変更はしませんでした
あえて完璧とは言いませんが変える必要が無かったのが本音です。
『お客様の心を掴みに来た、会心の出来!!』とも言えます
ただこれは私の思う理想や思惑であって
他人から見ると無駄や必要ない設備であったり風水的にNGとか訳のわからないことを言われるかもしれません(私は占いとかには疎い)
ですから変更した部分は無く,おもに設備を追加していきました。
後々首を絞めることになるとはつゆ知らず(笑)
2階洗面所
☆2階に洗面を追加
これは「2階に手洗い必要?要らない?」論争がいたるところで繰り広げられています。建築ブログを拝見すると「私はこの理由で付けました」 「やっぱり付けた方が良かった」「やっぱり必要なかった」などこの部分はその人のライフスタイルや2階の構造など色々・多種多様の要因があるので甲乙付け難い内容にはなります。
例えば、2階のベランダに水栓がある家の場合はベランダの掃除が楽。無い場合は2階のトイレから水を取る(ホースなど繋ぐ)か1階に降りてバケツなどに水を貯める。
うん、めんどくさい!! → 2階に洗面作りますか? となる。
冬の乾燥する時期、2階寝室の加湿器に給水する為に2階に洗面(水栓)が欲しい。
など、欲しい理由の多くが「掃除をする時に水が出ると楽」という意見が多いです。
(トイレの水栓や手洗いから水を取る強者もいますが)
私が必要だと考えた理由は
○我が家は女系一家(男・女 1対3)洗面やお化粧をするスペースは多い方がいい、朝の洗面台は取り合いになる可能性があるので2箇所あれば少しは緩和される。
○トイレに手洗いが無いので、バケツに水を貯める時などに不便。(使用するのは年末の大掃除の時ぐらいかもしれません)
○加湿器などに水を使う機会がある。
○ベランダに水栓が無い。
○2階の奥は私の書斎・仕事スペースになるのでコップの残りを流したりすすいだりするのに便利。
○将来、再開するかもしれない模型趣味を組むのに水栓があると便利(願望)
○あとは何となく欲しかった。2階水洗かっこよくないですか?
と理由は多くありましたが付けるかどうかはギリギリまで迷いました。
迷った理由は
●それなりにスペースを取るので手洗いを無くせばその分収納などのスペースが増える。
●水栓の配管は完全に標準仕様外なので設置したらそれだけ価格がドンドン上がる。(例えば窓を価格の高いものに変えると標準の物と金額の差額を払うので金額はあまり上がらない)
水の管を通すだけなら簡単ですが。水漏れしないように色々するのでその分高額に。他の電気の管や空気のダクトを付けるだけならそんなに高くならない(笑)
●トイレに手洗いを付ける、もしくはベランダに水栓を置けば解決。
と付ける理由もあれば、付けない理由もそれなりにありました。
トイレに手洗いを付けることも考えましたが、手洗い水栓の増額を考えると(水栓設置の金額は高い)スペースを取りますが手洗い場を作ってもいいと考えました。
ベランダに水栓だと加湿器に水を入れるのにわざわざ窓を開けて外に行き、もしくは身体を半分出して冬の寒い中水を入れる。って無理でしょ?嫌になります。
やはりある方がメリットがはるかに多い
いやいや、そんなの要らない
という意見もあるかと思います。
ただ、私はそこそこ掃除も自分でしますし、年末の大掃除は率先して動くタイプです。
加えて、妻も2階の手洗いは賛成でした。
要るか、要らぬか?と聞くと
妻「要るぅ~。」
とのことでした、詳しい理由は聞いていませんが
もしかすると深く考えていないのかもしれません(笑)
我が家での採用は決定しました。
屋根裏収納
☆屋根裏収納の設置
この要望を出したのは設計や設備関係が落ち着いた終盤になるのですが、理由は主に私の荷物が多いからです。
芸能人のように多くの衣装を持ってる訳でも無いのですが、趣味のコレクションがありまして(ここらへんのことも後々書きます)それの場所が必要なこと。
季節物の家電をスッキリ収納する目的もありました。
話を切り出したのが終盤になった理由は、クローゼットやその他の収納では許容範囲を超えてしまいゴミゴミしてしまう可能性が出てきた為です。
断捨離せえ!!
って声も聞こえます、うん聞こえる。
そう、私はあまり物を捨てないタチです(笑)それでも捨てるようになったのですが、何かに使えるんじゃ?と思い捨てないです。
それでも捨てる努力をしているので酷い状態では無いと思います。
加えて、将来子供の物も増えてきますから収納は多い方が良い!
と判断してこれも追加。
屋根裏収納はあまり迷いが無かったです。
ロフトと屋根裏収納は違う
ロフトと屋根裏収納とは全く別物です、が私も曖昧な線引きでいました。
ロフトは単身向けの賃貸でも最近よく見ます。
天井が高い部屋の上部で荷物を置いたり、書斎スペース、寝具を敷いて寝室のように使用することもできます。
ただ、1階と2階(屋根の裏)で心地良さは格段に違います。
2階(屋根の裏)に設置されているととても暑く、空気が一段違います。
冬に問題なのは、暖かい空気は上に上がりますので室温がなかなか上がらず底冷えします。上の空気を下に降ろす工夫が必要です。
屋根裏に階段室をつけている住宅をネットで拝見したことがあります。が地域によっては三階(居室)扱いされる場合があるので住みたい地域の状態を確認することをオススメします。大阪は全域ダメ。階段が設置できない、ハシゴや折り畳み階段になります。
外国の屋根裏のように大きな室内を想像される方もいるかもしれませんが140㎝以上の高さになると居室扱いになります。
別に部屋が1つ増えるなら良くない??と思われるかもしれません。が部屋が増えるということは床面積が増える=金額が上がります。
一坪で30万円の坪単価だとすれば、3坪で90万円のアップです。
屋根裏で問題なのは屋根から直接伝わる温度です。
屋根が太陽で温められ、その熱が屋根裏にこもります。真夏には70~80℃近く上昇する可能性があるので生活スペースや隠れ家スペースにするには断熱や換気など工夫が必要です。
荷物だけ置くつもりでも温度と共に湿度も上がりますので湿気に弱い物を置いておくのは難しいです。雛人形や着物などのデリケートな物を屋根裏に収納するには換気扇の設置と24時間運転(まるでトイレ)が必要です。
建築会社や工務店もわかっているとは思いますが、ローコスト物件などでは省略されている可能性がありますので要確認が必要です。
仮に、「換気扇は要らない」という設計士がいるならちょっと色々疑ってしまいます。
サッシの選択もそうですが、日本の風土・気候に合わせた選択をしなければいけません。
我が家の屋根裏は比較的涼しいです。(4月現在)
屋根裏確認口を開けると断熱材が、その裏の空気は暑いぐらいでした。真夏は信じられないほど高温になると思います。
ヨーロッパやアメリカで標準的な装備が日本の生活に合うとは限りません。屋根裏に関しては『快適な室内』は難しいと思います。
収納に割りきって必要なら設置したらいいと思います。
収納に困る可能性があると考えるなら是非導入してみてください。
水栓も動線や生活を考えた上で必要なら是非。