BOSCH、ドイツ製食洗機を実際に使ってみて感じたこと。圧倒的に便利な道具は生活に余裕を生み出す。

家づくり

以前の記事で、食洗機が必要な理由を書きました。

時間が空くこと

省エネでエコであること

などの事柄を中心に記事にしています。

今回は、BOSCHを選択した理由や使ってみた感想です。

この記事を読んで、大型食洗機の便利さやメリットを理解して貰えばと思います。

そもそも国産で無く外国産を選択した理由

国産メーカーも食洗機はラインナップされています。

ですがサイズが小さい。

特にビルトインタイプはサイズが小さく選択できる数も少ないです。

〝横幅60㎝サイズ〟の商品もありますが、国内では市場が出来上がっていません。

その証拠にビルトインタイプでは無い外付けタイプは様々なバリエーションがあります。

ビルトイン(備え付け)が標準になってきたのがここ数年ということに加え

昔からの習慣で〝食器は手洗いする〟ことが原因で日本は普及が遅れています。

パナソニックで60㎝の大型タイプが出ていますが

横幅は60㎝でも縦幅が大きくありません。(なぜ床まで広げない??)

ホームページやパンフレットでは食器を上手に収納してあたかも何でも収納できるように見えますが実際は入らないです。

ガチガチに詰め込むと洗いムラ洗い残しが出るので、食洗機は大きいのが正義。

大きな鍋・フライパンを入れるともうダメです。

もちろんそうした器具だけ手洗いするのは仕方がありません。

でも本音は、洗い物全部突っ込んで楽になることです。

食器洗い機の不満点。それはサイズ

食洗機不満ナンバーワンは「食器が入りきらない」ことです。

他には「大きな食器が洗えない。」

「手で洗う鍋などが残ること」が上位になります。

「容量不足」で満足度を落とし、設置したが使わなくなった人もいらっしゃるようです。

『入りきらない分は手洗いするから大丈夫。』『大きな鍋は仕方ない。』と事前に納得しても、後々面倒になって使わなくなる方がとても多いのです。

加えて

「4人家族だけど、45㎝あるなら大丈夫。」

「キッチン標準の備え付けので十分。」

と安心してはダメ、60㎝の食洗機を入れましょう。大きさは正義。大は小を兼ねる。

60センチサイズの食洗機の容量見本
45センチサイズ食洗機の容量見本

画像は上が60㎝サイズ。下が45㎝サイズになります。2人暮らしなら45㎝で十分かもしれませんがそれ以上なら60㎝必要です。

実際、60㎝サイズでも食器を適当に突っ込んだり、数が多い時は入りません。

残る後悔をするくらいなら大きいサイズを選びましょう。

新築ならビルトイン

例えば、「将来余裕が出てから買おう!」と家事をしない主人から言われるかもしれません。

あなたがそこで我慢して小さな食洗機を10年使うとします。

「余裕が出てきた将来」が訪れた時

大型の食洗機を入れる!! →  リフォームが必要です。

当然の話ですが大きさが違うので入りません。それどころかキッチン周り全てやり直すことになります。

1度導入してしまえば、規格寸法は変わらないので食洗機を入れ替えるだけです。

選ぶキッチンメーカーによりますが、タカラスタンダードならポン付けで食洗機を導入できます。

もちろん事前に相談や意思を示す必要がありますが工務店やメーカーの方がしっかり提案・対応してくれます。

実際に私が依頼した工務店は60㎝の大型食洗機を導入した経験がありませんでした。

ですが私が別の工務店と現場でタカラスタンダードなら対応してもらえる。『大丈夫!!』と確信があったのでメーカーに問い合わせたところ全く問題無し。

工務店も経験したことが無い提案を受けると即答できないのは当たり前なのでしっかり話し合いが必要です。

ビルトインのメリット

メリットはやはりキッチンがスッキリすることです。

後付け(卓上)だとキッチン周りのスペースが無くなります。

加えて、後付けだと水の配線が困ります。蛇口を分岐しないといけません。

お湯も使うのなら2箇所分岐が必要。

排水もシンクに垂れ流し。

その点ビルトインだと配線も配管も隠せます。

キッチン周りがごちゃごちゃせず、スマート。

デメリットは

故障や水漏れがあった場合には発見が遅れること。

仮に発火したら大変なことになります。それは想像したくない。

定期的なチェックは必要ですが、食洗機はビルトイン一択です。

BOSCHの食洗機は漏水を感知すると水の供給を止めるようです。バルブを2つ備えているので漏れずに安心。

メーカーの選択

BOSCHの食洗機

以前の記事で、BOSCHを採用した理由は

①工務店で実物を見て

②コストパフォーマンス

でした。①に関しては一目惚れでした。家事が楽に、時間が生まれる。と考えたらどうしても導入したくなりました。

欲しくなったら気になるのは金額。

今までハッキリ言いませんでしたが、およそ30万円かかります。

光熱費を考えると得なのか?損なのか?判断が難しいと思います。

私は家事時間、つまり〝時間〟を買うつもりで導入を決めました。

目的地に行くのに高速道路を走るようなものです。

総合的に判断すると得と判断しました。

ミーレとの比較

ミーレの方が有名で認知度が高いです。

BOSCHの食洗機を知らない方の方が多いように思います。

加えてミーレはブランドイメージも高く信頼できます。性能比較をすればミーレの方が優れているかもしれません。

そんな中、私がBOSCHに決めた理由は、やはり価格です。

シンプルにお金です。

BOSCHの方が安く、決めるのには十分な理由でした。

BOSCHの60㎝タイプは34万円。(2020年9月現在)

ミーレは同サイズで36~74万円。(こちらはランクや仕様でまちまち)

性能も問題ないと踏んでのBOSCHでした。

デザインの選択と使い方

45㎝か60㎝を選択(横幅の選択)したら次は表のデザインです。

「ボタンや表示が付いているタイプ」と「扉の上にボタンや表示付いているタイプ」があります。

私は子供がイタズラしないように〝表面にボタンがないタイプ〟にしました。

操作は難しく無く、ドアを閉じる前にボタンを押して操作します。

電源 → モード選択 → スタート。でドアを閉めると動き出します。

作業中やタイマー待機中はライトでお知らせしてくれています。

これ、カッコよくないですか??

閉じている時は見た目もスッキリ。

化粧板もキッチンと統一できるのでオススメ。

もちろん見せたい方・アピールしたい方もいるでしょう、そんな方は操作面が表にあるタイプを選択したり、表をステンレスにしても良いかもしれません。

夜間電気で電気代節約

私は食器を洗うことが無くなりました。

食器を並べるのに創意工夫(笑)が必要ですが量が多くない時は適当に入れます。それだけ容量に余裕があります。

使用する時は夜中の11時を過ぎてから動かします。夜間電気が安いからです。

ただ、準備はしたもののスイッチを入れ忘れることが多々あります。

せっかくの夜間電気を使わないのは勿体無いので今では準備できたら11時以降に開始するタイマーをセット。

これで洗い忘れは無くなりました。

運転モードは、いつもECOモードで運転しています。

他には通常モード、高速モードなど様々な運転方法があります。

ECOモードは水と電気を節約するモードなので月の光熱費がかなり抑えられます。

ただ、動き出すと3時間以上動き続けるので、急ぎの時や忘れていて朝を迎えた時は使うのを躊躇するモードです。

気にならない作動音

作動音は静か。

全く音がしない訳ではありませんが、うるさくは感じません。

キッチンで寝るなら気になると思いますが洗濯機みたいにランダムに音が大きかったり急に激しくなったりすることもありません。

神経質で気になる方でなければ気にならないレベルです。

もちろん夜間使用がご近所迷惑にもなりませんし、音で子供が起きるような大きさでもありません。

カタカタとキッチンが鳴るような振動もありません。

手荒れの予防

手洗いをしない最大のメリットは手荒れの防止。

油汚れは、高温のお湯と洗剤が必要で、食器を手で洗うと、手に含まれている保湿成分である油が失われ、手が荒れてしまいます。

食器洗い機は、主婦の美容にも味方をしてくれることになります。

これはとても大きなメリットです。

私はそんなに肌が荒れるタイプでは無いので気が付きませんでした。

使ってみて個人的に思うこと

機能的な話になってくるとカタログなどを見てもらうと早いのですが

使ってみて私が感じたことです。

○洗い残しが無い。

とっくりの中は難しいと思いますが、洗い残しは感じません。

○温度管理がしっかりしているので食器に痛みが無い。

機能の話になるのですが、急激な温度変化を抑えているのでガラスなどが割れないようになっています。

もちろん高温で洗浄するモードもあるので食器の種類で使い分けできます。

○メンテナンスは庫内の掃除とフィルターのゴミ取り。

庫内に汚れが残っておらず、手入れは水シミを拭く程度。フィルターは食べ残しの量で汚れが変わるが汚れが比較的少ない。大きなゴミ以外はほぼ排水に流している様子。

○庫内が第2の食器入れになるが、晩に使うために朝に全て出す。

これはそれぞれタイミングがあると思います。妻は朝に全部出して食器棚に片付けています。朝には食器も乾いているので凹みの水分を取るだけです。

○洗剤の匂いがする。

庫内が洗剤の匂いがします。私は少し気になります。臭う訳ではありません。洗剤を変えることでフローラルな匂いになるかもしれません。

手洗いには無い独特な香りです。乾燥機を使うと衣類に『高温にさらされた香り』がするのに似てるかもしれません。わかりませんね(笑)申し訳ない。

まとめ

○電気も水道もエコ。

○食器洗いの時間短縮。(準備があるのでゼロにはなりませんがかなりの時短)

○手が洗剤で荒れない。

○30万円のコストも節約できた電気と水道・手が空いた時間を考えれば高くない。

最後に『個人的に思うところ』を箇条書きで出しましたが、悪いと思う点がありません。

故障などのネガティブな要素が入れば評価は変わると思いますが、全家電の中でもトップクラスの満足度を誇っています。

この良さを知ってしまうと手洗いには戻せません。

オススメです。