上棟式とは??

家づくり

上棟とはなんぞや

ある程度打ち合わせが落ち着いてきた頃

前回の砂撒きから3ヶ月ほど経っていました。大きな変更や問題も無く内装の打ち合わせを繰り返していました。

この段階になると造作の棚の高さやコンセントの位置などを実際に生活していると仮定して(想像しながら)修正をしていく作業ばかりでした。

打ち合わせ終わり、久々に土地を見にいくと我が土地周辺は建築ラッシュでした。

トラックが狭い道に何台も入り込み、車を頭から入れると出れるか心配するほど

無理はせず手前で車を止め、現場に行くと

「あれ?」

窓ついて無いけど、がわ(外側)できとる!(外側)

玄関から入っていくと職人さんが出迎えてくれました。

まだ階段がついていないのでハシゴで2階に上がるのですが、普段使わないので意外に怖いwww

おおよその枠組みは出来上がっている様子でした。

ついにここまできたか!(この時、2019年9月)

見て回って不安だったのが

少しわかりづらいのですが釘が木材を貫通している!

壁の内側に釘がたくさん!

まさかこれは手抜きなのでは?

後で見えなくなるから適当にバシバシやってるんじゃないか??

と疑っているが職人さんに聞けず(チキン)

モヤモヤしていたのですが、察したのか自然な流れで説明して頂きました。

どうやら、建築基準法では無いですが、この釘は貫通させないといけない決まりのようです(安全・耐震の関係)

モアモヤも解消され、気分良く職人さんに差し入れをして我が家を後にしました。

ただ結局『上棟式』って何??

上棟式とは

棟上げをお祝いする儀式

上棟は〝棟上げ〟とも言われています。家の基礎工事が進み、木材を使って家の枠組みを組み始め、1番最後屋根の高いところに「棟木」と呼ばれる横木を取り付ける時点のことを言います。この「棟木」を屋根に上げることから〝棟上げ〟と呼ばれています。上棟、建前、建て方などいろいろな呼ばれ方があります。

家の基礎工事が終わった後、HMから「この日に棟上げします」という連絡が入るかもしれません。(うちは全く無かったよwww)

棟上げは、1階から最上階までの骨組み、屋根までを1日で一気に組み上げる特別な日。だから特別な1日になります。

一気に組み上げる為に当日はたくさんの大工の協力が必要になります。そこで棟梁は人脈を駆使して他の現場で働いている大工さんを集めてきます。

昔から棟上げが終わると「上棟式」として棟上げをお祝いする儀式が行われてきました。

上棟式は無事に棟上げまで行ってくれた大工さんへの感謝の気持ちを表す為に、施主が料理やお酒を振る舞います。

現在では上棟式を簡略化したり、行わない場合があります。

上棟式の流れ

当日朝に集まった大工さんは、体を清める儀式をしてから、一気に作業を開始します。

1日で一階から屋根までの骨組みを作るので、 夕方頃に作業が終了して、棟上げが行われると、上棟式の準備を開始します。

一般的に、棟上げまでの作業は16時頃までに終わることが多いようです。その後、いよいよ上棟式が始まります。

昔は、神主さんを呼んで正式に行うことがほとんどでしたが、現在では、棟梁や現場監督、工務店の人などが神主の代わりに式を進めることが多いようです。

 上棟式の流れ

 1. 棟梁が、棟木の上に飾り物を上げる

2. 祭壇に、御幣や神饌物を飾る

3. 施主と棟梁が、家の四隅の柱の部分に、酒や塩、お米などをまいてお清め

4. 工事が無事進むよう祈願し、二礼拍手一礼する

5. 施主が挨拶をしてから乾杯

6. 棟梁や関係者の挨拶

7. 場合によっては、餅や銭、お菓子などをまく

8. 手締めを行う

9. 施主から棟梁や作業してくれた人にご祝儀や引き出物を配る

地域や風習などによっても内容は変わりますが、イメージを掴むためにもだいたいこのような流れだと思っておきましょう。

果たしてこのような祭事が行われているのか?

とはいうものの、棟上げの様子を見守り、式を夕方前から始めるとなると1日付き添うことになります。(少なからず昼から)

メーカーや施主で変わってくると思いますが、既に上棟した後、日取りの会う日に執り行うことが多いような気がします。(平日だと仕事で行けなくない?)

加えて、ご祝儀や差し入れ。紅白のお餅や赤飯などの縁起物など費用の平均相場は全体で10万円前後から、高くて30万円ほどかかるようです。

まとめ

HMによって、大事に行うところもあります。

最後のネジを家族で締め込んだり、基礎の柱に施主や子供のサインをして記念にするところもあります。

上棟式も地鎮祭も共通していることが「現場で働く大工さんや職人さんへの感謝や安全を祈願している」ということです。

もしかしたら現代はそういった配慮や手心(優しさ)が希薄になっていることから実施が減っているのかもしれません。

我が家を建ててくれた棟梁も、メーカーの雇われです。

上棟の為には複数人の職人の手が必要です。

しかし、他の職人にはそれぞれの現場があります。大きなグループなら総出で現場に行けるかもしれませんが皆がそうでは無いでしょう。

もちろん期限・納期があるので1日も無駄にしたく無いのが本音だと思います。

実際、私の家もスケジュールが2~3週間遅れていました。

このスケジュール管理や納期はメーカーの手腕に左右されると思いますが、それぞれやり方があるので難しいところです。

出来ないなら出来ないでやりたかったのも本音。

金額が惜しいからやると言われても渋るのも本音。

地鎮祭もそうですが、各々が後悔しない選択をしないようにしてください。