床材を無垢に決めたけど「ワックスがけ」をどうするか考え・悩んではいませんか??
この記事で紹介する「ワックスがけ」を実践すると誰でも簡単にワックスを施工できます。
なぜなら私は実際に実践してワックスをかけたからです。
この記事ではワックスのポイントと必要な用具の説明を紹介します。
記事を読み終えると、ワックスがけの施工費が節約でき家電や他のオプションにお金を回せるかもしれません。
無垢床にワックスを塗る。
以前、我が家の床は無垢板にすることを決めた記事を書きました。
無垢はカッコいいが手入れが面倒とか
フローリングとそんなに変わらないでしょ??と思っていませんか?
実際に体験してみるとわかります。無垢いいぞ♪
冬季の床は冷たくなります、確かに無垢床は冷たいですがフローリングはもっと冷たい!
夏の時期はフローリングが冷たくて気持ちいいですが、無垢床は自然な温もりで冷え過ぎません。
と使ってみてなるほど!!と思える良さがありました。
で我が家は45,000円の施工費を節約し(ケチって)私がワックスしました。
ほぼ1人で(少し手伝ってもらい)一日かけて施工しました。
時間的には6~7時間ほどでしたが全てを自分でやろうとするとプラス3時間くらいは必要だったと思います。
ですので、ご自分で施工する・しようと思う方はそれだけの時間を見越してスケジュールを決めるか、素直に家族に手伝ってもらうか。工務店の人を使うかwww
になってくると思います。
ミスを追及しない。
少し余談になるのですが、私はよっぽどのことでない限りは工務店の人間にミスを追及したり謝罪させませんでした。
もちろん向こうは時間通りに連絡して来なかったり、揃えているハズの書類を用意してなかったり、小さなミスでもしっかり謝罪してくれました。
営業「申し訳ありません!!」
と
そこで私はいつも
私「いいよいいよ♪それぐらい」
と許していました。まぁ、怒る程のことでもなかったのも本音です。
ただ人によれば怒られたり、怒鳴られた方がスッとする方もいると思います。
逆に怒られないのが不気味。なくらい私は怒りませんでした。
ただ一言
「何かあった時に力貸してもらうから、覚えときや♪」
と気持ち悪いことを数ヶ月繰り返しました。
確か1人5回くらいは謝罪があったと思います。
何度も言いますが、怒るほどじゃ無かったので怒りませんでした。理由は何かあった時(本当に困った時)に力を割いてもらう気でいたからです。
相手のミスを許すことで貯蓄していた貯金。
それを解放する時です。
ワックスがけです。
ワックスがけ
車の洗車をしたことがあるなら経験があると思います。ほぼ一緒です。
ワックス(油)を塗り広げ、余分な油は拭き取る作業になります。
問題は少しの面積なら余裕ですが。私は26畳分ぐらいを塗りましたのでなかなか時間がかかりました。
手順は
○掃除(細かい埃があるとゴミだまりになる、しかも残る)
○マスキング(壁や境目にテープを貼ります。丁寧にすることで塗りの効率が上がります)
○施工(塗り・広げ)
○施工(拭き取り)
○テープなどを剥がして、完成。
塗りの工程が一番時間がかかるのですが、その前準備も凄く大事です。
掃除は念入りにして下さい。
新築現場は綺麗に見えても材木の細かいゴミ・埃はかなり落ちています。
私はサイクロンクリーナーで端から端まで30分以上時間をかけてゆっくり掃除機がけしました。するとびっくりするほど細かい木屑が取れました。
一見綺麗に見えてもかなり細かいゴミがあります。そんなゴミをワックスで閉じ込めるわけにはいきません。
朝の早い時間に工務店のプランナーSが手伝いに来てくれました。出社前の時間を使ってくれました。
マスキング
次に大事なのがマスキングです。
壁の縁や樹脂など、ワックスが付いてはいけない箇所や壁との境目にマスキングテープを貼っていきます。
ダイソーなどの100均に売っているもので十分です、ただ、これぐらいでいいかな??と思う長さの倍は買って下さい。
例えば10メートルの正方形の部屋なら一周すると40メートルです。
正確に測れるなら少し余裕をみて60メートルあれば十分です。
ただ正方形の部屋は珍しく、間取りは出たり引っ込んだりしますから、かなり余裕をもって用意した方がいいです。
私はおよそ1.5倍ほど用意して余裕だと思ったら足りませんでした。
足らない分は工務店が用意してくれたものを使いました。高いものではないのでおよその倍以上(3倍までは要らない)は用意した方がいいです。意外に使います。
加えて貼る時もなるべく丁寧にした方がいいです。適当にするとワックスを勢いよく塗れないので逆に時間を食います。
作業の手が遅くならないようにしっかりマスキングすることをお勧めします。
幅が色々ありますが細いものよりは太いものの方がオススメです。
細いと勢いよくはみ出す可能性があります。加えて太い方が貼りやすいです。
マスキングは結局、2人がかりで1時間半(90分)ほどかかりました。1人ですると3時間なのでゾッとします。
ここでプランナーSは離脱。よく仕事してくれました。
借りれる手があれば借りましょう。どうしても終わりそうにないのなら2日に分けましょう。
マスキングが終わるといよいよワックスがけ。
現場に到着してから2時間近く経過していました。やっと本番。はやる気持ちと休憩してもいいのでは??という気持ちを抱えながらとにかく動きました。
軍手ワックスがけ
車の洗車と同じで、塗る作業と拭く作業があります。
木材に染み込まなかったワックスを拭き取らないと表面に不必要な油分が残ります。
もちろん必要な作業ですが
前日にYOUTUBEを見て良い発見をしました。
普通はスポンジで塗り広げます。残ったワックスは布などで拭き取ります。
検索すると一番紹介されている方法だと思います。
ですが私は軍手を使いました。
最終的に用意したのは
○軍手
○ゴム手袋(内側にします。手がワックスまみれにならないようにする為)
○ワックス
○大きなスプーン(蓋を開けるのと複数で作業する時にワックスを取り分ける為)
○牛乳パック(取り分けたワックスを載せる皿にする)
○マスキングテープ
軍手を使う利点は、
指先で細かい所に手が届くので塗り込みやすい
皿にワックスを用意しなくても、缶に直接手を入れて補充できる!
何より、拭き取る作業が必要ない(これが凄い!)
やってみて
身体の負担はそれなりに大きい。
スポンジを使うにしても軍手にしてもしゃがみ姿勢で作業するので腰や背中、下半身。特に腰の負担はなかなかのものです。
あと後半苦しかったのは、メインで使っている人差し指や中指が「これ今から車の運転できなくね??」と思うほど疲労して震えていました。
私は人の身体を押したり摩ったりする仕事をしているので人並み以上に指は強いです。
体重をかけてワックスを塗りこむ作業は仕事での身体の使い方に近い私にとって最適解だったと思います。
私は1日でやってしまいたかったので昼休憩以外はノンストップで作業しました。
が、広さや体力を考えると2日のスケジュールにするとか、複数で計画的にするのがオススメです。
作業開始時は綺麗に床の色が変わり、仕上がって行く様子にテンションが上がります。
が
それが当たり前になってしまうとノルマを抱えた辛い作業に変わります。
6割終わった後ぐらいが一番辛かったです。
私は12月に作業をしたのですが、真夏はオススメできません。ヒーターを持ってい行きましたがそんなに寒くありませんでした。
真夏だと引き渡し前でエアコンが取り付けていないハズなので地獄です。
せっかく今からワックスを塗る床に汗を垂らして染みを作りかねません。
木材によって吸い方が異なる。
同じ木材でも密になっているところや硬そうな箇所でワックスの吸い方が違います。
サクサク進むところもあれば塗り込まないといけない箇所もありました。
これは材の違いもあると思います。塗ってみないとわからないところです。
軍手のメリット
軍手を使ったことで拭き取りの時間を短縮できました。
軍手がワックスを吸うので継ぎ足しの手間も少なくサクサク作業が進められました。
スポンジを使って伸ばし、余分なワックスを布で拭く作業だと夜遅くまでかかったかもしれません。
実際、営業のNは途中で1時間半ほど作業してくれましたが私の施工面積の半分ほどでした。
このことから軍手戦法は効率的に優れ、理にかなっています。
ワックスがけ色々まとめ
どうしてもスケジュールが切れなかったり、真夏の地獄のような暑さで作業をしないといけないなら工務店さんにお願いする方が良いでしょう。
施工費や少しでも節約を考えているのならご自分でするのは悪い選択では無いです。
自分でするメリットとして、後にメンテナンスをする際に躊躇なくご自分で施工できる点も大きいです。
うちは押し入れの床部分も無垢なのですが、塗っていなかったので引越し後に塗りました。
時間も20分かからずにサッと済ませましたので経験が生きた形になりました。
セルフWaxがけのメリット・デメリットまとめ(見)
メリット
○節約
○思い出になる
○塗りを経験しているので今後自分でメンテナンスができる
○塗った後の変化と終わった時の達成感は凄い
○人手や時間が取れるならそんなにしんどい作業ではない
○用意する道具は安価
○ワックスを用意しても半分は残るのでその後のメンテナンスに長く使える
デメリット
●身体的に辛い
●しっかり時間をかける必要がある(時間がかかる)
●1人で作業するなら、しっかり準備する必要がある
●集中して長時間作業できる人向き
●細かい作業が苦手だとマスキングが難しい
まとめ、やるなら気をつけた方が良いこと
○真夏は避けた方が良い
○時間と人員はしっかり積んだ方が良い(計画的に)
○マスキング作業は丁寧にしっかり
○マスキングテープは多すぎかな?と思うくらい準備する
○チリやホコリは事前にしっかり掃除する
○シミなどムラはそんなに出ないが、吸いづらい(吸わない)木目・材がある
○厚く塗っても板が吸わないので適量を塗る。
○軍手の使用はオススメ