書斎について

家づくり

書斎について

必要な人には必要で

要らない人には要らない

夫婦で意見が分かれる部分では無いでしょうか?

〝書斎〟についてです。私はもちろん肯定派です。男性は欲しい人が多いんじゃ無いでしょうか?

書斎は要らないけど、バイクや車の作業をするガレージを広く取りたいとか、蔵書を収納するために本棚を大きく取りたいとか、開放感が欲しいので大開口のテラスやウッドデッキを作りたいとか、ボルダリングが趣味なので吹き抜けを利用して壁をよじ登れるようにしたいとか、ゴルフバックやキャンプ用品を収納するためのスペースが欲しいとか、模型を作るブースありきで部屋どりをするとか、いろいろな変態的要望があると思います。

女性はキッチンに力を入れたり家事動線を優先すると思います。むしろそこをしっかり見て完成を想像して不満が無いようにしてもらえればいいと思います。

だからと言って居室やその他の部分を軽視してくれるな!という訳ではありませんが

なんとか聞いてもらえば‥‥と

とても私も言葉に気をつけています。低姿勢にもなってます(笑)

そうなんです、主人の部屋を作ります。→ 私の部屋は? 私の書斎(趣味のスペースは?)となると思います。

部屋数や坪数に余裕のあるところでは不満や不公平感が無いと思いますが、皆が皆そうでは無いと思います。

「俺の部屋だけ作って!!」と言われて賛成できるかと言われれば難しいと思いますwww

そこの話し合いが済めば、晴れて主人は個室・書斎を持てます♫

まぁ~本音で

籠もったら出てこないですから。特に私はwww

ってどこの主人もそうでは無いと思います。書斎が要らないという方もいると思います。でも落ち着いて作業や仕事をしたい方、狭くてもそういう空間が必要だと思う方は提案したらいいと思います。

特に家でも仕事をすることがある方にとっては家に書斎があると便利なものですし、働き方でリモートワーク(在宅勤務)も推奨されている最近では仕事に集中できるスペースを家に作っておきたいという方も増えています。(今現在、新型コロナウイルスの関係で外出は控えたい)

私の場合は自営で仕事をする上で必要と判断された(して頂いた)ので特にあれこれ指摘はありませんでした。

今でも夕飯までは書斎に篭ったりします。注意や苦言を言われたりはしないです。だからって甘えて書斎で漫画を読みふけったりはしないつもりです(笑)

また、書斎というと本棚と机があるスペースをイメージすることも多いと思いますが、家事スペースも兼ねた書斎にするなど、書斎のあり方は家を建てる方それぞれに合ったスタイルの書斎を作るように変わってきています。

それだけ書斎の作り方というのは多彩になってきているようです。

今回はそんな書斎に関する話。

クローズ型かオープン型か

書斎というとイメージしやすいのがクローズ型の書斎です。

小さな個室にデスクと本などが置ける棚があるという感じです。

一般的な住宅でクローズ型の書斎を作る場合、広さは小さいもので1畳くらい、大きいもので4畳くらいになることが多く、それ以上大きい場合は普通の部屋を書斎として使うケースが多くなります。

私は2,8畳ほどのスペースを書斎として採用することができました。

そして、書斎を作る場所は寝室の近くの静かな場所であったり、寝室の中に書斎を作って寝室からアプローチするというのが一般的です。ウォークインクローゼットから入る〝秘密基地感〟を狙って設計しても良かったのですが、いざ使う時に不便が出るような気がして採用しませんでした(笑)

クローズ型の書斎のメリット。

メリットとしては、誰にも邪魔されない場所なので集中しやすく生産性の高い空間にできるということが挙げられます。

独立型の書斎であれば作業中に家族に声をかけられることもほとんどなく、静かな環境で作業に没頭することができます。

また、一人になれるというのもクローズ型の書斎の魅力の1つです。

最近の家ではオープンな作りの家が増えていますが、言い換えればそれだけ一人になれる空間も減っていると言えます。

そんな時、クローズ型の書斎があることで誰にも干渉されない一人の時間を持つことができ、気持ちを整理することができるようになります。

このような一人の空間が必要かどうかは人によってかなりハッキリと分かれてきますが、一人の空間があることでストレスの少ない生活を送れるのであればクローズ型の書斎というのは魅力的な空間となってきます。

その他、仕事などで重要な書類などを多く扱う場合はクローズ型の書斎はマストな存在となります。

オープン型の書斎だと書類に子供がいたずらしたりパソコン上の情報でも人目についたりしてしまうため、あまり相性が良いとは言えません。

一方、クローズ型の書斎であれば重要書類があってもしっかり管理することができますし、紛失や情報漏洩などの恐れも格段に少なくなります。

最近では副業もするという方も増えていますが、副業で契約書を交わして仕事をするという場合なんかもクローズ型の書斎にしておいた方が無難です。

また、書斎は仕事ばかりでなく趣味の部屋としても使うことができます。

コレクション置き場を兼ねるのも良いですし、趣味に没頭できる場所にするのも楽しいものです。

ただ、書斎を趣味のスペースにするとあまりに書斎が心地良すぎて書斎に籠りっぱなしになってしまうこともあるので、家族のことを考えると書斎にいる時間はほどほどにしておきたいですね。

このようにクローズ型の書斎は小さくても独立したスペースが有るというのは人によって大きな価値になりますが、その一方でデメリットもあります。

クローズ型書斎のデメリット。

クローズ型の書斎を作るときの最大のデメリットとしては、ある程度のスペースを書斎という個人空間に使う必要があることです。

最近では各個室はコンパクトにしてLDKなど共用スペースを広くするというニーズが大きいですが、書斎を作るのではあればLDKを広くしたり家の素材に良いものを使いたいなど、予算の中で書斎を作るかどうかは議題に上がりやすいと思います。

 そのような場合、書斎があることで仕事がスムーズに進むなど書斎のメリットを明確にして、家づくりの中で書斎がどれくらいの優先順位なのかハッキリさせるのがポイントになります。

書斎が何となく欲しいという理由だとあまり使わないスペースになってしまってもったいないですが、明確な理由があって重要度を見てみることでクローズ型の書斎を作るかどうかの判断材料になります。

また、理由によってはクローズ型ではなくオープン型の書斎にしてスペースを効率的に使うというのも1つの方法となります。

そして、クローズ型の書斎で迷った時は、書斎があることでどれくらい日々のモチベーションが変わるか意識してみると効果的です。

その他、書斎を作る費用対効果を考えてみるというのも1つの判断材料となります。

たとえば書斎を作るのに50万円かかるとして、25年使うことを考えると「1年で約20,000円」ほどになります。

これだけの価値が書斎にあるかどうか検討してみるのも書斎で迷った時に効果的です。

また、書斎のスペースが確保できない場合はロフトを作って書斎にするという方法もあります。

部屋の片隅や階段の踊り場などに机を置くか、あるスペースを掘りごたつのようにして床を一段下げ机スペースにする方法もあります。

個人的に2,8畳あれば十分でした。1畳だと少し狭いですが何かに集中して作業をするのなら問題は無いと思います(読書とか工作とか)

例えば、私は子供雑誌の付録を作るときは個室に篭って作業しています。

理由は、邪魔されないので工作にかかる時間が延びないで済む。ナイフやハサミなど触れて欲しくない物があるので近くに来て欲しくない。以上の理由だけでも書斎や作業スペースがあると大変助かります。(毎日工作している訳ではありませんがwww)

3畳あればスペースは十分。

仮に4畳あれば夫婦で並んで座れるくらいのスペースになります。

新築を機に書斎が欲しい主人、是非提案してみてください。

主婦の皆さんも是非提案してみてあげてください、クソ喜ぶと思います(笑)