北に行くか、南に行くか
眠れる獅子(妻)がゆっくりと腰をあげゆっくり動き出した
たいそうなことを言ってますが妻は南に行く危機感を感じ
北と南で別々でありますが共通の目的に向かって動き出したわけです(夫婦仲は悪くないよ)
当初は土地に関して見当違いで的外れな提案をしていた妻ですが
ある日、検討していた工務店とは違う別の工務店が公開している分譲地を出してきました。
起死回生の奇策とは、単純に検索エリアを広げたことでした
この希望の地域が厳しいなら
不便がない範囲、交通の便を確保できる範囲でエリアを広げ
広い視野で物件を検討することでした。
妻に聞くと提案してきた分譲地のエリアは許容範囲のようでした。実家からも近く土地価格も希望に沿う金額でした。
その地元の工務店も評判は悪くない
ネットで検索してみると悪い評判もあるのですが、その悪い評判や評価はその会社の賃貸部門でした(それもどうかと思うが)
分譲や注文住宅を受ける部門は評価が良く
建てた物件の中古での評価も高い様子でした。
とにかく善は急げ!で連絡を取り、資料を送ってもらい。トントン拍子でアポを取り、工務店に訪問しました。(何事も早い方が良い)
とはいうものの
私は正直乗り気ではありませんでした。
建てたい工務店も決定し、そこを中心に土地探しを続け
ヤンキー校の近所に最悪住むことになる保険までかけて大事にしてきた気持ちがありましたから
○地震に強い鉄筋の良いところと木造のしなやかさを両立したSE工法
○一条建設以上の高気密・高断熱
○それを利用した日照をシミュレートした上での「パッシブデザイン」
この理想に実現するために‥と考えていたのですが
もしかしたら、この工務店でも同じようなことができるかもしれない
なるだけ理想に近づけたらいいじゃない?
と柔らかく思考を曲げ
素直に話をしに行きました(本音で疲れていたのも理由)
工務店
担当してくれた営業は若く
第一印象は頼りない感じでした。今思えば先入観もありました。
おそらくあえてハッキリしたことを言わなかったり
答えが出るまでに少し考えて話すタイプでした。
レスポンスが悪かったりハキハキ話せなかったらプロじゃない!とか仕事なんだから仕事に関することはスラスラ答えなきゃダメよ!特に営業なら!!
というような意見もあるかと思うのですが
この担当営業、知る限り私に一貫して嘘は言いませんでした。
ちょっと意地悪な質問も嫌がらず返してきましたし気持ち悪い濁し方をしませんでした。
電話やメールにはすぐ返信してくれますし
今思えばかなり〝当たり〟でした、色々今後迷惑をかけていくことにはなるのですが(笑)
当初は私もあまり気にしていませんでした。
悪かろう、相性が悪そうなら担当を変えてもらえばいいし
とりあえず話を聞いてみて他の方に希望地を取られないように押さえれればいいや♪と
その時の話し合いはトントン拍子で進み
分譲地の希望土地選択の話になりました
希望は色々あったのですが角地や少し大きめの土地はもう取られていました
ただ角地ではないのですが十分な広さで価格が安いところが空いていました。
結局は価格が決め手だったと思うのですが
道路の近い物件は数十メートルも離れていないのに300万円ほど上の設定でしたし
土地面積も狭く30~33坪無かったくらい(私が希望した土地は35坪)
そちらを選択するよりは十分魅力的でした。
ただ同じ分譲地なのに価格差があるのはやはり理由がありました
1つは、線路沿いの物件だったこと
防音壁はありますがその壁越えるとすぐ線路です
ちょっと脇の道を抜けていけばすぐむき出しの線路があります。(隣はまだ田んぼ)
もう1つは、そのエリアが土砂災害警戒区域のエリア内だったことです。
土砂がくるエリアは少し先の小学校までが指定されており
もしかしてもしかしたらそういったことがあるかもしれません
雨降って土臭かったら注意しないとダメだよ!って話です
実際に線路の反対側は山側になっており
崩れるかどうかは神のみが知り、そういったことが起こるか起こらないかはホントわからない状態
というのが土地の価格が低く設定されている理由でした。
ただ色々考慮されている様子で
物件に関しては線路に面した側は壁を厚くし、かつサッシも二重
背より高い高さに防音壁を設置(そんなに分厚いものじゃないけど)
土砂災害に関しては
市が砂防壁を建設中でいずれ完成する予定
その防壁がどれほどの防御力を誇るかわかりませんが仮に我が家の辺りに土砂がくるなら手前の物件はひとたまりもないだろう
手前でおさまるぐらいの災害ならば立派な盾になってくれるだろう
という具合に世の中何があるかわかりませんが
おそらく土砂がくる可能性は低いでしょう
まぁ可能性があることは土砂のせいで生活道路が寸断され車などが通行できないことですが
ダメですが線路側から街に出れば徒歩でも大丈夫ですし
なんとかなる
土石流とか滝のような水害があればたまらないですが
近隣に河川はないですしその心配も薄いということで
まあまあ安心というか無難に暮らせる土地なんではないでしょうか?
災害の危機はそれこそ日本中どこにもありますから
その2点の説明を飲んだ上で了解し
簡単なプラン作成をお願いして帰りました
次回の打ち合わせは担当営業がプラン(間取り)を持って
家まで来てくれるという
マジ神!!(笑)
今まで土日を利用して出かけていたので休日が潰れるめんどくささと疲れが残るのが嫌だったので訪問してもらえるだけでも助かる🎵
担当もお客さんのところからだと直帰できるので普段より早く帰れるから助かるらしかったので2人の利害が一致したのです(笑)
そのほかにも印鑑をもらうとか書類の提出とかサインの際にも訪問してくれると
そう今思えば
資料請求をネットでした次の日か2日後に
普通は郵送してくるところですが、営業がポストに投函しに直接来ました
当時はちょっと気持ち悪かったのを覚えています
押せ押せの体育会系の人かもしれないし
郵送できるものを直接持ってこれるぐらい仕事がないのか(失礼)とか考えますし
ちょっと難しい判断ですけどね
時間の使い方とか処理の仕方は
あとで担当に聞いたところ
「その方が誠意が伝わると思いまして!」と、私は少し気持ち悪かったですが(失礼)
「片道一時間未満なら、全然近いです!!」とか(それは人それぞれかな)
そんな担当を10日ほど待った後
間取りを持ってきたので、その話は次回。