出る前に防げ!食物アレルギー
食物アレルギーでていませんか?
卵がダメ。そばがダメ。小麦粉もダメ。親戚やご友人のお子さんにいませんか?
よく耳にするワードではないでしょうか?食物アレルギー。
離乳食や毎食用意する食事が食べれない、小学校に上がっても食べれない給食・献立がある。
同情してもどうしようもない、食事が共有できない悲しさがあります。
一度反応が出てしまうと数年は摂る・食べることができませんしその後食べれるようになるのも少しずつ身体を慣らすしかありません。
ですが、生まれてから親がしっかり注意することで防げる。アレルギー症状発生の可能性を下げることができます。
もちろん気をつけていてもちょっとしたことで症状が出てしまうことがあります。どんなに気をつけていても望まない結果が出ることがあると思います。
けど原因を知っていることで可能性は大きく下げることができます。
この記事では小児アレルギー(主に食品アレルギー)が起こる理由と対処法を紹介します。
記事を読み終えることで今後、食物アレルギーに悩むことなく様々な食べ物を食べることができます。
アレルギーは後天的なものである
生まれつき身体が弱い、苦手なことがある など生まれついての体質はありますがアレルギーは違います。
(特別な場合を除いて、 → 遺伝でお酒に弱いとか)
病気には先天的(生まれもった障害など)と後天的(ケガや生まれた後になるもの)の違いがありますが、アレルギーは後天的な自己免疫反応です。
ここでいう自己免疫反応とは外から入ってきた有害な物質やウィルスを殺す働きです。
一度バイキン(抗原)が入ると抗体が造られ、次にまたバイキンが入ると身体が異常な反応をしてしまうのがいわゆるアレルギー反応です。
体内はとても弱く異物の侵入にはとてもデリケートです。
食道・胃・腸は感覚では体内ですが解剖学的には皮膚と変わりません。異物の侵入を極力防いでいます。
傷口を消毒することを口すっぱく言うのはこういった事情もあります。(今は消毒しないほうが良いと言われていますがケースバイケースです)
食物アレルギーの原因は肌荒れや口の中の傷口から食物が侵入することで抗原が造られるからです。
特に〝ほっぺ〟が荒れていると危険性が増します。
湿疹や肌荒れでほっぺが赤くなっている子供をよく見かけますがとても危険です。
口内炎など口の中が切れていたらどうしようもないですが口腔内は唾液などで守られているために外皮に比べると異物の侵入の可能性は低いです。しかし可能性は十分あります。
予防は保湿から
肌荒れや発赤の原因は乾燥によるところが多いので対策はとにかく保湿をすることです。
お風呂上がりに保湿クレームを塗ることで乾燥を防ぎます。乾燥肌の場合は特にしっかり保湿が必要です(我が子は乾燥肌でした)
単純なことですが、保湿で肌を綺麗に保つことができます。
ただ注意が必要なのがお子様の肌質や状態にあったものを選ぶ必要があります。
これは試して様子をみるしかないのですが実際に私が使用していたものを紹介します。
もちろんケアをしっかりしていても何かしらのアレルギーを発症することはあります。
我が子達は運よく食品アレルギーは出ていません。ホント運が良かったと思います。
友人が発赤・湿疹と戦っていますがとても苦労しています。
母乳をあげていると母親もその食べ物を口にできません。その上痛々しい我が子の状態を見ると自分を責めてしまいます。
◯それでもアレルギーが出てしまった時
今現在、アレルギーが出たり戦っている方もいると思います。
その場合は素直に病院に通うことをお勧めします。
アレルギー専門の医師の指導に従い、最小限の除去をしながらアレルギーに対する耐性をつけていきことで皆と同じものが食べられるようになるケースもあります。
古来より、日本人は米や植物、魚などを主に食してきました。
しかし、現代社会になり、パン(小麦、ミルク、卵)などの洋食や、加工食品(食品添加物含有)をよく食べるなど、環境が変化してきました。それにより、アレルギー体質の子どもは確実に増えています。
そして今、園や学校ではアレルギーを持つ子どもの食の対応に追われて、個別に何パターンも食事を作るという実状があります。万一、食物アレルギーで事故を起こしたら、責任問題にもなりかねず、そのため「なるべくお弁当持参」をすすめるところが多くなっています。
現在アレルギーがある子どもでも、成長とともに食べられるようになっていた(アレルギーの耐性がついた)ケースもあります。
しかし、完全除去していては、なかなか耐性をつけることが難しいケースもあります。親の心配性や過剰な反応で食べないことで、耐性をつけることを遅らせる場合もあります。
ただし、他の食物アレルギーが起きてこないかを十分に注意を払う必要性もあります。
専門の医師の指示に従って、除去食だけにとらわれずに、耐性をつけることにも取り組むことをおすすめします。
まとめ
肌の状態をしっかり見てあげる。
乾燥しているようならしっかり保湿をする。
乾燥肌がなかなか治らない、湿疹があるようなら皮膚科を受診する。
アレルギーは生まれてからの管理で予防することができます。
すでにアトピーや食物アレルギーがある読者の方には参考にならなくて申し訳ないですが、これから子育てをする・しようと準備している方はどうぞ参考にして下さい。